二輪教習 教習所の指導員、どこが悪いか教えてくれない・・・

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二輪教習で指導員がアドバイスをくれないの図

こんにちは、Gon-Kです。

ブログの読者さんとコメントやりとりしてて、「教習所の指導員が悪いところを指摘する時に、具体的にどこをどうなおせばいいのか教えてくれない」って話題が出ました。このての話ちょくちょく聞くなあ・・・


アドバイスをくれない

多くのバイク乗りにとって、教習所の指導員はある意味最初の師匠だったりします。教習生の走りを直接見てのアドバイスはとっても貴重でありがたい。

と・こ・ろ・が・・・・教習所の指導員が具体的なアドバイスをくれないという話を聞くことがあるんです。

っていうか、ブログにそういうコメントをもらうことは少なくない。

例えば「バランスが悪い!」とか「ニーグリップが甘い!」とかだけしか言わない。どこをどうすれば改善できるのか言わない。

Gon-K個人的には「なんでもっと具体的にアドバイスしないんだろう???」と思うのです。古今東西、生徒がわからないことがある時に何も教えないスクールビジネスってありえない・・・

教えない理由

教えない理由ってちょっと思い浮かばないんだけど、無理やり2つほど想像して見ました。

その1.生徒自身に考えさせる

あえて教えないことで教習生が自分自身で悩み抜き、そして答えを見つけ出す。そういう行為に意味がある。バイクとは、先達の背中を見て学び、そうやって自ら乗り方を見出していくものだと教えてくれている・・・・・

うーん、ビミョーだなあ。

だって、そもそもそういった考えたり悩む時間を効率よくスキップするために高い費用を出費して教習を受けるってのが教習所のビジネスモデルだと思うのです。

これでは授業料の対価としてバイクの乗り方を教えるというビジネスモデルが破綻しています。

何回言っても同じミスをする教習生に対してなら考えさせるというのもありかもだけど、右も左もわかんない初心者に「考えろ!」っていうのはどうなんでしょう。

二輪教習でアドバイスが欲しいの図

その2.何がわからないのかわからない

そもそも、指導員自身が「教習生が何に戸惑っているのか?」がわからなければ教えようがないかもしれません。「ニーグリップなんて悩むことない。ニーグリップするだけだ!」みたいな感じでしょうか。この程度なら近所のオヤジでも教えられる。

わからない人の気持ちがわからないとも言えるのかな。もしくはどう教えたらいいのかがわからないのかも。これは教習所の方針云々というよりもトレーナーやインストラクターとしての職能の問題かもしれません。

それって、職業人としてどうなんだろう。

指導員の仕事は教えることではないかの図

教習生も色々

教習生にも色々いるんだと思います。極端な話、センスがある教習生は気になる点を指摘するだけで勝手に改善できちゃうかもしれません。でもその一方、何度説明しても「????????」って教習生もいる。それってその人の生い立ちによって様々なんですよね。

参考記事

だから、勘がよくて手のかからない教習生を標準と考えるのは無理があるんじゃないかと思うのです。できない人を標準に考えて、むしろできるやつはほっとくくらいでちょうどいいのかと。できるやつは放置プレイされても勝手にグルグル走り回って楽しんでます。

教習所ってほぼ全てのバイク乗りにとって最初の入り口です。できない人にこそ温かい、そんな教習を提供してくれたら、この先バイクに乗る人たちの層はグッと多様で厚くなるんじゃないかな。

追伸

念のため書いとくと、Gon-Kは教習所のアンチじゃないです。多くの教習所では教習生のことを考えて様々な指導をしてくれてると思ってます。Gon-K自身も二輪教習で嫌な思いをしたことはない。それに、このブログが縁で絡ませてもらってる教習所関係の方々は本当に試行錯誤を重ねがんばってらっしゃることも知ってます。

故に、今回の記事のような教習生の不満を漏れ聞くと、残念な気持ちになっちゃうんです。

疑問に思ったことや、もっと知りたいことがあれば、気軽に下記のコメント欄に書き込みしてください。なるべく記事にして皆さんとシェアしたいです。こんなことで悩んでるのは私だけ?いえいえ、みんな同じことで悩んでますから。

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コメント

  1. キャブレ太郎 より:

    こんにちは、とても面白い記事でした。教官から、下ばかり見ずに前を見なさいと言われまくりました。
    自分は、この回転数の時どんな音がするのか、発進時にどのくらい回転数が落ちるのかなど、センスがない分だけ五感をフルで使って失敗した理由を考えて学んで二度と同じ失敗をしないようにすることで生きてきましたが、目を封印されては失敗した理由が永遠に分からないままです。下を見たくて見てるんじゃ無い、見ないといけないから見てるんだと。それができるようにならないと自信持って前なんて見れない。金払った貴重な時間に自分の苦手な部分を克服しようとしてるところを邪魔されるのが本当に苦痛でしかありません。言い返すと恨まれたら困るから言えません。どうしたらいいでしょう。

    1. Gon-K より:

      キャブレ太郎さん、うーんその方法は指導員に説明してもなかなか理解してもらえないかもですね。
      ただし、下見てても上手くことが運べばさほどしつこい指導は受けなくなると思うので、失敗を克服しちゃえば勝ちじゃないでしょうか。

    2. 空豆 より:

      キャブレ太郎さんと同じこと。あるある。と思って書き込んじゃいます。
      教習数時間の、超ど初心者の特権。「わからない」のがわかる ので。
      自分も、回転数なんて見なくていいと、隠されちゃいました。音だけで判断できると。

      教官さんは、自分の最初の「手探りでわからなかったとき」ってのを忘れてるんですよね。
      「音=アクセル回し具合=回転数」が、超ど初心者には、まだ感覚がつかめていない。
      感覚が繋がっていない。から、まずは見て感覚つかむステップがいる。
      教官さんも最初はステップ積み重ねて、「感覚でわかる」に至ったと思うのですが、
      できるようになった人は「ゴール」だけ示しちゃいたがる。
      超ど初心者には、その階段の段差が、想像以上にデカいですよね!

      いっぺんにたくさん、言われても、滅入っちゃう人もいるし、
      言わなすぎると「何も教えてくれない」と思っちゃう人もいるし。
      人に教えるってのも難しい。のかな。

      あ、その教官さんは、明るく言ってくれる人なので、助かってます(大事)。

    3. Gon-K より:

      空豆さん、Gon-Kです。コメントありがとうございます。
      なるほど、「音=アクセル回し具合=回転数」の感覚ですか。
      なんというか、人によって物事の理解の仕方が違うんだなあってあらためて感じたところです。
      興味深いです(ごめんなさい、空豆さん真剣ですよね)。
      実はGon-Kも回転数を直接目で見ることってないんですよね。そういう練習をした記憶がないし、教習の時もしたことない。
      ただし、Gon-Kの場合免許取る前から周りにバイク乗りが多かったので、エンジンというものの性質を感覚的に理解できていたのかもしれないです。
      その人の背景というかそれまでの環境から得たモータリゼーションへの親しみの深さって、教官のアドバイスに対する理解に影響するのかもですね。
      まあ、いつか音=回転数ってダイレクトな神経回路が脳ミソの中にできると思います。
      マイペース、マイペース!

  2. ZEKE より:

    はじめまして半年前にGon-Kさんのブログのおかげで中免を取得できました。

    自分は転職をきっかけに時間が出来たので憧れの中免を取得したく教習所に通ったのですが、それまでモンキーを乗っていた為初回の外周を回ったりの基本操作は出来ていました。
    教官にも大丈夫だねと言って頂いたのですが次の教習からはほとんど放置…基本操作は出来ても今までモンキーという乗りやすいバイクの乗っていた為我流でした当然1本橋もスラロームもクランクも上手く出来ず転倒しても担当の教官はもう1人の教習生に付きっきりで気づいてもらえず他の教官に声を掛けてもらう始末でした…

    その日から教官にとにかく上手く出来ない所を質問しまくりましたが教官により微妙に言ってる事が違うんですよね…そんな時Gon-Kさんのブログを見つけ拝読したら本当にわかりやすい!!Gon-Kさんの解説を頭に叩きこんで教官の休憩時間潰してまでコツを聞くことで何とか理解でき後半はあまり苦労せず免許を取得できました。

    やはりバイクの運転には感覚的な所もあると思いますがGon-Kさんのようにわかりやすい教え方を教習所でもしていただきたいものですね。

    1. Gon-K より:

      ZEKEさん
      コメントありがとうございます。ZEKEさんみたいに貪欲に質問攻めにする姿勢って大切ですよね。
      気後れして「わかんないのは自分だけ?」なんて思ってる人も多いみたいだけど、バンバン質問したほうが指導員もアドバイスしやすいんじゃないかな。
      楽しいバイクライフを!

  3. やゆ より:

    こんばんは、やゆです。

    昔の教官で某監督みたく「グォンと」や「ギュン!と」なんて擬音ばかりで説明するのもいましたね。
    カンが鋭い?人なんかは分かるのでしょうかね?

    あととある映画で免許を持ってる人の説明に対して「それは出来るヤツの感覚なんだ」的なシーンがありました。
    運転にしろ仕事にしろ人に教えるのは難しいですし、教える側は相手がどこまで理解出来てるか確認すべきでしょうね。

    1. Gon-K より:

      やゆさん
      そうそう、相手のレベルに合わせて教え方を変えらるのがプロじゃないかなと思うのです。

  4. 街もオフも直線女番長 より:

    高っけえ授業料払ってもわかんないことあって、
    Gon-Kさんから教わる方がわかりやすいってどーゆーことなんだ?
    バランスボールの例にはなるほどなって感心したよ。
    Gon-Kさん、教官にも教えれ!!!

    1. Gon-K より:

      番長さん
      あはは、ありがとうございます。
      まあ、同じ内容でも自分のレベルによって理解できることとできないことがありますもんね。
      教習所時代はわからなかったけど今ならわかるみたいな。
      やっぱりほんとにバイクのことわかってくるのは公道デビューしてからかな。

  5. 駄馬 より:

     Gon-Kさん こんにちは 駄馬です お世話になっております

    「教習所の指導員、どこが悪いか教えてくれない・・・」
    読ませてもらいました

     先日、他の教習生の方が指導員さんから「ニーグリップが
    甘い」と指摘された話を書きました

     初めて受ける(やる)ことだからわからないことばかり
    なので指導員から指摘されることが多いです

     が、「今の自分はこんな状態で困っているんだ」と身振り
    手振りを交えて話して分かってもらうことも必要かと思います
    (最近これで助かっています)
     もちろん自分で調べることも大事ですが・・・

     最初は原付免許しか持っていない者が大型自動二輪かよ?
    みたいな目で見られていた私
     最初は言えなかったけど最近は「分らないんで教えてください」
    と、素直に言ったら教えてもらえるようになりました

     些細なことでも質問することも増えて話をしている間に
    教習や卒検での出来事などを教えてもらえる程に会話が
    できるようになりました

     話が変わりますが、他の教習生を見るとバイクに乗って
    いる友人がいたり、友人と一緒に教習を受けている人が
    多くて上達も早いです

     このような友人達が自分の身近にいることも教習に役立
    っているのかなぁと感じました
     早く免許を取って友人と一緒に走りたいという志が強く
    表情・動きにも表れています

     私にはこのような友人はいませんがGon-Kさんへの質問
    ほかの皆さんの書き込みを読んで参考にできることは幸い
    なことだと感じます

    1. Gon-K より:

      駄馬さん
      このブログの役目はまさしく周りにバイク仲間がいない人たちに二輪教習で役立ててもらうことです。
      お役に立てて光栄です。

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