こんにちは、Gon-Kです。今回の書評は「イラスト完全版 イトシンのバイク整備テク」という本です。著者自ら描いた(?)イラスト入りでメンテについて平易に書かれてます。本書はメンテ本にしては珍しい文庫本サイズです。これなら通勤電車の中でも読めちゃいます。バイク初心者がこれ一冊でメンテを全て理解しようとするのではなく、バイクの雑学を学ぶって意味で読むのがいいかも。
本書の概要
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本書では、初心者でも理解できるようにバイクのメンテについて平易に解説されてます。初版が2001年とかなり古めのため、内容もちょっと古いです(キャブ車について書かれてるし)。とはいうものの、バイクの基本構造は今も昔もそんなにかわらないので、「そもそもメンテってなにをどうするの?」ってバイク初心者にとっては十分役に立つ内容です。
すべて著者自ら描いた(?)イラスト入りで説明されており、特定の車種に限定せずバイク一般のメンテについておさえることができるんじゃないかな。ただし、250 cc以下のバイクや原付スクーターを意識した解説書のように感じます。なんでかなって思ったら、著者の伊東信さんは雑誌モトチャンプでメンテ関連の記事を連載している方のようなので、なるほどと納得。確かにモトチャンプの読者層はこのあたりを対象にしてますね。
以前の記事で「レバーやステップの根元など動くところへの注油する」って書いたけど、本書の中では「オイルを指すのはココ!」みたいなことがイラスト入りでけっこう細かく図示されてます。これはバイク初心者にとってイメージしやすいですね。ただしあくまでイラストなので、描写が若干ディフォルメされてます。あなたが実際に乗ってるバイクとは部品の配置や型が違うこともあるので、あなたのバイクのサービスマニュアルと合わせて読むといいと思います。
参考記事
峠の走り屋小僧にうれしい内容かも
面白いのは、全295ページのまるまる後半が、ペイントやヘコみ補修のノウハウと、キャブレターやエンジンの調整について割かれていること。このへんの構成からも「さすがモトチャンプ、峠の走り屋小僧にうれしいチューンナップ!」って感じです。バイク初心者で走り屋を目指してない人はひとまず後半はスキップしてもいいかも(後半スキップするとそこで終わりだけど・・・)。
もちろん必要な工具や工具の使い方、メンテするときに必要なケミカル剤、ネジの締め方、メンテする箇所なんかについてもしっかり書かれてます(かなり初歩的ですが)。ネジ山が潰れたときの小技なんかも書かれてて、多少の古さは否めないけれど、今でも十分通じる内容です(Gon-K自身も「おお、ナルホド」ってのがあったし)。もしあなたが全くのメカ音痴だったとしたら、写真バリバリ図解付きの最近のメンテ本よりも、本書の方が親しみやすいかも。
工具はしっかりしたものを使おう
本書の中で強く共感したのは、「工具はしっかりしたものを使おう」という趣旨のことが述べられてる点でした。この点は深く同意です。過去記事でも書いたことあるけど、工具はある程度値のはるモノを買った方が絶対いいです。間違っても100円ショップでそろえたり、ホームセンターの激安セットを買ったりしないようにしましょう。安い工具は確実にバイクをダメにします、いや、ホントですって。
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雑学として読むといいかも?
本書はメンテ本にしては珍しい文庫本サイズです。これなら通勤電車の中でも読めちゃいます。バイク初心者がこれ一冊でメンテを全て理解しようとするのではなく、バイクの雑学を学ぶって意味で読んでみるってのはアリじゃないでしょうか。
参考記事
疑問に思ったことや、もっと知りたいことがあれば、気軽に下記のコメント欄に書き込みしてください。なるべく記事にして皆さんとシェアしたいです。こんなことで悩んでるのは私だけでは?いえいえ、結構、みんな同じことで悩んでますから。
注油するのも量が少なすぎたり多すぎたり…
はみ出た部分に砂埃とかたまってゴリゴリなったり(;´∀`)
整備するのに安物の工具はダメですね
ソケットが若干遊んでたおかげでボルトの頭舐めたり
プラスとかマイナスのねじは固着したときとれなくて舐めたりするのが嫌いなのでボルトにしたり
20年以上外したことなさそうなボルトを外そうとしたとき頭がとんで涙目になったのはいい思い出(//∇//)
ホームセンターで売ってるセット物についてたラチェットのギアとんだりドライバー曲がったりしたのは間違いなくワタシの使い方が悪かったと自覚してます(o´∀`)b
そりゃ固着してるからって足かけたら工具いっちゃいますよね(´-ω-`)
工具は正しく使いましょう!
ラチェットも結構粗悪だったのでは・・・・・・?