こんにちは、Gon-Kです。先日に続き、超基本バイク用語集第2弾です。今回はタイヤ、エンジン、バイクの挙動編です。知ってると便利なバイク用語をリストアプしてみました。あなたも「ん?どこかで聞いたような・・」ってのがあるかも!
聞きなれない用語がいっぱい
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前回も書いたけど、バイクの周りには聞きなれない用語がいっぱいありますよね。タイヤ、エンジン、バイクの挙動に関してもけっこういろんな言葉があります。バイク初心者にとってはチンプンカンプンかもしれないけれど、わかってくると話が早い。バイク屋ともサシで話ができるようになります。今回もまた、超基礎的なバイク用語を集めてみました。ちょっとマニアックなのもまざってるけど、その辺はご容赦を!
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タイヤ関連
グリップ
この場合のグリップってのは、ハンドルについてるグリップのことじゃありません。たとえば「タイヤが路面にグリップする」みたいに使います。なかなか説明がむずかしいんだけれど、タイヤのゴムがしっかり路面をつかんですべらないみたいな意味かな。英語のglip自体がつかむって意味なので。たとえばあなたが、体育館で革靴はいてバスケットボールやったとしましょう。もちろんすべりますよね。でも、バスケットシューズはいたらムッチャ滑らなくなりますよね。靴底が床の表面をしっかりつかんでくれるのでキュキュッと止まれる。これがグリップです。
トラクション
グリップとにたような使い方をされますね。「コーナーの立ち上がりではトラクションを効かせてグググーッと前にでる」みたいな使い方します。tractionという単語の意味は表面摩擦みたいな意味です。エンジン開けて後輪回すときに、ステップをギュッと下におしつけてタイヤと路面の摩擦を増してあげること、トラクションが増してぐいぐい進みます。ちょっとマニアックかな。
スタック
これは、キャンプ場手前の土の道なんかでタイヤが穴ぼこにはまって空回りしたときに使います。「ちくしょう、スタックした!」みたいにつかえばワイルドです。要は砂とか泥にはまってタイヤが空回りして抜けられない状況です。パリダカなんか見てると、バイクが砂漠で後輪うまって動けなくなってるじゃないですか。あれもスタックです。ロードだとあまりないですね。
ドライ、ウェット
これはそのまんまの意味ですね。かわいてるとかぬれてるってことです。たとえば「路面がドライで走りやすかった」とか、「路面がウェットでスリッピー(すべりやすい)だった」みたいに使います。素直に「ぬれてて滑った」っていえばいいんだけどね・・・・・。
ちなみに英語本来の表現としてはslippyじゃなくてslipperyを使うのが普通のようです。
エンジン関係
アイドリング
これは基本ですね。アイドリングというのは、アクセルを開けていないときのエンジンの回転のことです。信号待ちでアクセルから手を離してるときにエンジンがドコドコ動いてる状態ともいえます。アクセルグリップを回さなくてもエンジンは止まらないですよね。エンジンの待機状態とでもいったらいいでしょうか。
かぶる
かぶるってのはプラグの先端がガソリンで濡れちゃって火花がうまく飛ばない、つまりエンジンの中で爆発が起こらないことです。現象としては、セルモーターはキュルキュル回るけどエンジンが全くかからなくなります。転倒してエンジンが横になったりひっくり返ったりしてプラグがガソリンをかぶるとなりやすいですね。バイクをコカした後に、引き起こしてエンジンがかからないとき、「ちきしょう、かぶっちまった!!」っていうとそれっぽいです(なにが?)。キック式のバイクでかぶらせるとエンジンの再始動はけっこうな重労働ですよね。
回す
これは回転数を上げるという意味です。アクセルを開けるみたいな感じかな。「エンジン回して!」っていわれたらポカンとしてはいけません。「もっと回転数上げて」って意味。要するにもっと速く走れみたいな意味です。エンジンそのものをぐるぐる回すわけじゃありませんよ。
バイクの挙動関係
イン、アウト
コーナーの内側、つまりバイクが倒れている方がイン側、反対にコーナーの外側がアウト側になります。リーンインってのはバイクで曲がるときに体をイン側に落とす乗り方で、リーンアウトはバイクを傾けても上半身を傾けないで残す、見かけ上アウト側に体が残る乗り方ですよね。
フロント、リア
これはそのまんまフロントが前でリアが後ろってことです。前輪がフロントタイヤだし、後輪ブレーキはリアブレーキです。「フロント荷重でジャックナイフした」といえば「バイクの前方に重みや慣性力が集中して逆立状態になった」ってことです。
ハンドルを切る
要するに曲がるってことです。右にハンドルを切るといえば右に曲がることで、左はその逆です。ただしバイクの場合、基本的にハンドルを腕で回すことはないので、バイクを倒すとハンドルが自然に傾いて曲がります。なので「ハンドルが切れる」という方が正確な表現かも(例外もあるけど)。四輪なんかは明らかに手でハンドル回すのでハンドル切るって表現通りですよね。
バンク
バイクを傾けることをバンクさせるといいます。たとえば「バイクを右にバンクさせて・・」といったらバイクを右に傾けてってことです。銀行のことではありません。ちなみに地面が左右で高さが違って傾いてるのもバンクしてるっていいますね。競輪のコースなんか曲がりやすいようにアウト側が高くなってますよね。あれもバンクっていいます。逆に、コーナーの内側が高くなってる場合は逆バンクっていいます。逆バンクの道は滑りやすいので要注意です!
コーナリング
これは簡単ですね。要は曲がることです。もっというと曲がってる状態のことでしょうか。「コーナリング中にバイクをバンクさせて・・・」っていったら、「曲がってるときに自動二輪を斜めに傾けて」って意味です。漢字にするとなんか変ですね・・・。
おまけ
これはたぶん、静岡(中部地域?)限定だと思うんですが、静岡のお年寄りはなぜかバイクのことをカブとかポンポンといいます。スクーターはラッタッタという説も聞いたことがあります。たとえば、
Gon-K「こんにちはー」
年寄りA「オウ、にぃちゃん、今日はカブで来ただか?」
Gon-K「いえ、バイクできました。」
年寄りA「オウ、そうかカブか。」
Gon-K「あ、いえ、そうじゃなくって、〇〇ccのバイクできたんですよ。」
年寄りA「オウ、そうかでっかいカブか。」
Gon-K「いえ、あ、まぁ・・・・、はい、カブできました、でっかい・・・。」
というふうにつかいます。静岡にお越しの際はホンダのカブにのってなくても「カブにのってます」と自称してください。それで話が通じるはずです(多分)。
疑問に思ったことや、もっと知りたいことがあれば、気軽に下記のコメント欄に書き込みしてください。こんな用語もあるよってのもお待ちしてます。なるべく記事にして皆さんとシェアしたいです。こんなことで悩んでるのは私だけでは?いえいえ、結構、みんな同じことで悩んでますから。
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こんにちは、やゆです。
バイク関連の方言とでも言うのでしょうか、面白いですね。
実は私の故郷の愛知にも沢山あったんですよ。
50ccのをゴンタ、カブをとつバイ(とっつぁんバイクから)、前に書いた車校、等々、ラッタッタも聞いた事あります。
車名もGSXをジスペケ、FXをフェックス、ホークⅡをドンツーなんて呼んだりしてましたね。
こういったのって地域や時代によっても違ってくるらしいんですよね。
やゆさん
とつバイですか、面白いですね。ラッタッタはもしかして全国区?
あと、確かにバイクの名前もいろいろありますね。XJはペケジェーって言いませんか?
ラッタッタはキックでエンジンをかける時にラッタッタと言いながらやるCMがあったような……パッソルだかの。違ったかなあ。
ペケジェイも言いますね。
なるほど、それがラッタッタの語源ですか・・・
slippyは英語が母国語の人に通じないことが多いですね。「slippyて何?」的な反応を得ることもよくあります。通じることもありますが、どうもイギリスのどこかの方言ぽいです。
slipperyなら誰にでも通じます。
仕事などで必要そうな人には指摘しています。
「ことばなんかつーじりゃいいんだよ。めんどくせーことゆーな」と考えていそうな頭の悪い人にはいちいち言いませんが。
言葉も変化するものですが、できれば頭の悪い人たちの誤用に負けずに正しい使い方が伝わってほしいものです。
やさん
なんと、そうなんですね!CambridgeとOxfordのどっちの辞書にものってるので普通の言葉かと思ったら、そうではないんですね。ありがとうございます。
実は、気になって知り合いのオーストラリア人に聞いてみたら「うーん若者用語かなぁ、意味はわかるけどくだけた表現かもね」みたいな回答だったので、やっぱりあんまり使わないんでしょうね。
ご指摘ありがとうございました。